タナカ

多分めっちゃタメにならない

価値観は人それぞれ

皆さんは毎日歯磨きをしますか?

大抵の人が「はい」と答えるだろう。そして僕にとって筋トレは歯磨きをするのと同じくらいのことである。そして僕は最近筋トレをしていない。筋トレと特に縁がない人にとっては大した問題ではないだろう。だが上記のような考えである僕からすると「最近歯磨きをしてない」と報告するのと同価値である。由々しき事態である。これからテスト期間、夏休みとどこにも筋トレをする場所が見いだせない。折角筋トレをしていた受験生のときや浪人生のときは海に行かなかったのに今年は行くことになりそうだ。『ボッチを引退するためにやるべき10のこと』という意味のわからない啓発本があったら“友達と海に行くこと”はランクインを果たすだろう。だからこの平成最後の夏にボッチを卒業するためにも僕は海に行く。レイバンのサングラスをかけて。平成最後の夏、いい響きである。そして僕は平成最後の夏に20歳になる。ついこの前気が付いた。誕生日が8月であった僕は小中高と誰にも祝われることなく年をとっていったため、それなりに8月生まれであることに不服があった。それが見返されるかのように“平成最後の夏に20歳になる”権利を得た。

 別に自慢できることでもないが話のタネくらいにはなるかもしれない。

「俺、平成最後の夏に20歳になるんだ」

「ふ〜ん」

無情である。