タナカ

多分めっちゃタメにならない

なぜ映画やアニメなどの主人公の男は女の子の気を引くのか

このあいだ『秒速5センチメートル』という映画を見た。(これを見た感想というのも書いたのですが真面目な話をつらつら書いていて恥ずかしいので気が向いたらあげます)リア充のアナルに爆竹を入れて爆破したいとよく言っている僕だが、意外と恋バナのようなものが好きだったりする。そして、この映画の主人公の男は例のごとく周りの女の子の気を引く。

ふと思った。たいていこの手の映画の主人公の男はモテる。あれおかしいぞ。「僕はイケメンではない」「僕はよくクラスの端っこで本を読んでいる」「僕には地味という言葉が似あう」このように自己紹介しておきながら、気づいたらクラス1の美女と付き合っている。物語としては、なんとなくいい結末になるためみんな騙されているのだろうが、この手の男がクラス1の美女と付き合うのは不可能に近いだろう。インキャの僕に彼女がいないことがそれを物語っている。アメリカンドリームにもほどがある。僕がアイドルと結婚するレベルだ。嘘だ。さすがにそっちのほうが可能性がぐんと低い。

といった感じで、とうとう僕もこの命題にたどり着いてしまった。「いや、そうしないと話が進まないだろ」それはたしかにそうである。しかし、ただ無理やり、魅力皆無の主人公とヒロインを恋させようとしてるのではない。主人公の男というのは意外と魅力的に作られているらしい。「あの映画の主人公かっこいい!」というのはよく聞くし、中には「あの主人公と結婚したい!」という小学生が「将来ウサギになりたい!」っていうのと同じくらいのレベルの感想を述べているのも聞く。それはそうだ。僕たち現実世界の人間はその時その時のシチュエーションに臨機応変に、言動で対応する。しかし、映画のシチュエーションというのは何人もの人間で議論してセリフや行動を決めるのである。そりゃあ、完璧な対応ができるわけだ。そして何人もの女の子の心に響くわけだ。

これを教訓にすると、女の子の気を引くには“自分がこれと思った映画やアニメの主人公のキャラを真似る”のである。さすが日本人らしい方法だ。真似は得意だ。真似るのは1人にしたほうがいいだろう。コナン君とのび太君のハイブリットなんてしたら次の日から多重人格とよばれること間違いない。まぁ前者はいいとして後者を真似てモテようとするひとはいないだろうけど。

さぁこの方法で僕もモテるぞ!

 

「海賊王に俺アナル!」