タナカ

多分めっちゃタメにならない

夏 part2



インキャを卒業しよう!

と思い、一生懸命夏を楽しんでいたらブログの更新が途絶えてしまった。夏の暑さになんとか耐えたと思ったらどうも今度は夏バテにやられているような僕の重い体を起こし、こうして文章を書いている。

何から書けばいいかはわからないがとりあえず琵琶湖に行った話をしよう。行ったのはずいぶんと前のことなので脚色を加えて書いていこうと思う。

まず琵琶湖に向かうところから書いていくのが普通だと思うが、時は、東京に住んでいる乃木坂オタクの友人から「大阪でのライブに行くから、泊まらせてくれないか」とメッセージが来たところまでさかのぼる。彼のいうライブはもちろん『乃木坂 真夏の全国ツアー2018』である。それはいいのだが、一人暮らしの大学生の脳というのは突飛なもので、いざこの友人と再会すると「せっかく来てくれたのにこのまま家で寝るというのはいかがなものか?」と考えてしまった。この発想のほうが「いかがなものか?」である。そして僕は琵琶湖に行く前夜、馬鹿が見ても馬鹿とわかる愚行をしてしまった。徹夜でボーリングを決行した。その代償は大きかった。右手の中指と薬指、そして右手全体が痛かった。自宅に帰ったのは6時。そしてわずかながら睡眠をとった。彼女の迎えは9時に来た。わずかながらの睡眠の割には体力は回復していた。「行くか、海水浴」「いや、海じゃない、琵琶湖」という何の生産性のない会話を繰り返し、琵琶湖へ到着していた。景色は完全に海であった。昨日徹夜をしていることなんてとうに忘れて、完璧にテンションが上がっていた。中に入るなり「しょっぱくない」と騒いだ。どんどん泳いでいく。彼女も浮き輪につかまりながらついてくる。「テンションが上がった時は気を付けなければいけない」みたいな意味の慣用句があれば、それを使うのはまさにここである。どんどん泳いでいく僕についてきた彼女は小さいポーチを首からぶら下げていたのだが、その中には僕のスマホが入っていた。そしてそのポーチは防水でなかった。面白いほど結末のわかる話だが、そうだ。僕のスマホは水没した。結果としてまだ使えているので死亡とまではいかないが、画面に少し異変があり、バッテリーが持たなくなったため、徹夜でボーリングをした僕みたいな感じにはなってしまった。悲劇は立て続けに起こる。何かさがしていたので「何かなくしたのかな」と思って聞くと、13000円入っていた財布だそう。落とし物としては最上級ランクのものである。それがメインで使っていた財布ではなかったのは不幸中の幸いだった。必死に捜索をしたが見つかることはなかった。これがなかったら、こんなに海水浴(ではないが)で本気で泳ぐことはなかっただろう。いい運動になったし、あまりにも奇抜すぎる思い出となったのでおそらく忘れることはない。f:id:lost-youth:20180820205053j:image


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